2022年11月21日放送の人気バラエティ番組「クレイジージャーニー」にプロポーカープレイヤーの木原直哉さんが出演。
私はポーカーとは無縁の人間ですので木原直哉さんのことは知りませんでした。
ただ、木原直哉さんって以前にもクレイジージャーニーに出演したり、東大卒のポーカープレイヤーとして番組に取り上げられたりと有名な方なんですね!
今年もラスベガスで開催された第53回「ワールド・シリーズ・オブ・ポーカー(WSOP)」で3位に入った実力者とのこと。
そしてビックリしたのがポーカーでの獲得賞金!
結構エグい金額をもらうんだ!という感じ・・・
ただ、そこにはかなりの苦労もあるとか・・・
ポーカーの世界で稼ぐのは大変そう・・・
そんな木原直哉さんの少年時代から遡り経歴を辿ってみました。
また獲得賞金や年収の裏話や結婚についても調査してみました。
それでは見ていきましょう!
木原直哉の経歴|とんがっていた学生時代
画像引用元:TBS Topics
- 名前:木原直哉(きはらなおや)
- 生年月日:1981年7月23日生まれ
- 出身地:北海道名寄市(長崎県生まれ)
- 出身学校:旭川東高等学校、東京大学理学部地球惑星物理学科
- 職業:プロポーカープレイヤー
木原直哉さんは1981年7月23日生まれで北海道名寄市出身。
木原直哉さんは小学校1年生で珠算を始め、中学2年生で6段、暗算も8段になりました。
小学校5年生の1月、新聞の紙面に掲載されていたセンター試験(現・大学入学共通テスト)の問題を見て、流石にほとんどの問題は分からなかったものの、数学の「確率・場合の数」の問題だけは全て正解だったとか・・・
この時から確率を計算する能力が突出していたの?
小学性の頃の木原直哉さんは、
「テストの成績が悪い人は、ただ努力を怠っているだけだ」
引用元:讀賣新聞オンライン
と思いこんでいた、ちょっととんがった少年だったとか・・・
その分、努力するということには人一倍やっていたんでしょうね!
中学ではバレー部に入っていました。
画像引用元:讀賣新聞オンライン
勉強ばかりじゃなくスポーツもやっていたんですね!
高校は旭川東高等学校に進学。
バレーと将棋を掛け持ちしながら勉学に励んでいた様子。
画像引用元:讀賣新聞オンライン
高校1年生の夏の全国模試で学年177位だった木原直哉さんは、1年後には3位(全国偏差値80)に上がり、高校3年生の校内模試は17位と8位だったそうです。
木原直哉さんの親は、塾に通うことも、参考書を買うことも惜しまず協力してくれたそうで、勉強で少しでも成果を上げたときには評価もしてくれたそうです。
少しの成長を認めてもらえる経験を、周囲が何度も与えてくれたからこそ、頑張れたんだと思います
引用元:讀賣新聞オンライン
と木原直哉さんは語っていました。
そして大学は東京大学を受験しました。
しかし、突然の高熱・頭痛・腰痛に悩まされ、無念の不合格に・・・
相当悔しかった木原直哉さんは、浪人生にも関わらず、東大に現役合格した高校の同級生と一緒に東大の駒場キャンパスにいき、東大で使う数学と物理の教科書を買ったとか・・・
それで、1年生の夏学期(4~8月)の範囲は浪人中に予習を済ませていたとのこと。
結構、とんがっていたと自分でも言っていますが
「中高一貫校や有名塾で用意されたカリキュラムで東大に入る都会の連中には、絶対に負けたくない」
引用元:讀賣新聞オンライン
という思いが強かったとのこと。
参考書選びからほぼ独力で勉強法を組み立て、過去問を自ら研究して勉強をしていたそうですよ!
小学生にして大学入学共通テストの確率の問題を正解する頭脳、自ら研究する探究心はポーカープレイヤーとして活躍する大きな源になっているのではないでしょうか?
木原直哉の経歴|大学時代にポーカーと出会う
画像引用元:JAPANESE CASINO
木原直哉さんは浪人生活を経て1年後には東京大学に入学。
将来はノーベル賞を目指していたそうですよ!
しかし、木原直哉さんは東京大学を卒業するのに10年かかっています。
実はWikiが間違えていて、4年+3年休学+3年留年で10年在学です! https://t.co/3mmbiYnvgI
— Naoya Kihara🌘木原直哉 (@key_poker) October 19, 2022
浪人生時代に夏学期の予習もしていた木原直哉さんは、全部わかっていると油断してサボるようになったとのこと。
冬学期には講義が分からなくなって必修の単位も落とし、留年や休学をするようになったそうです。
ちょっと意外・・・
ただ、この期間に出会ったのがポーカー。
大学でも将棋部とバレー部のサークルに入り、昼はサークルに入り浸り、夜は麻雀やコンパの日々。
その間にバックギャモンを始めるようになりました。
ちょっと余談ですが、将棋部では同い年で学年が一つ先輩の片上大輔七段(当時三段)に麻雀で厳しい指導を受けていました。
将棋は将棋倶楽部24で3段の腕前だそうです。
バックギャモンも世界レベルの腕前とのことですよ!
バックギャモンとは、基本的に2人で遊ぶボードゲームの一種。
盤上に配置された双方15個の駒をどちらが先に全てゴールさせることができるかを競うボードゲームです。
そしてバックギャモンを通じて知り合った望月正行さん(バックギャモン世界王者)の家で知ったのがポーカーでした。
木原直哉さん曰くポーカーは人生と似ているとのこと。
どんなに準備し、本番で最善を尽くしても、良い結果になるとは限らない。逆に『やっちまった!』からの結果オーライも多々あります。当然、長期的にはミスが少ない方が報われるし、場数を踏んで実力を高める努力が必要な点も似ています。
引用元:讀賣新聞オンライン
人生とよく似ているところがポーカーの魅力と語る木原直哉さんは、大学在学中から半ばブロとして活動。
当時はまだ将棋や麻雀の実力のほうがあったそうですが、ポーカーは賞金額が桁違いに大きいそうです。
東大在学中は将棋部でした。実は、ポーカーよりも麻雀やバックギャモン(盤上に置かれた15個の駒すべてをゴールさせ、その早さを競うゲーム)のほうが強いんです。最近ようやくポーカーの実力が追いついてきました。運の要素が絡んで確率を使うあらゆるゲームが得意なのですが、ポーカーは賞金額がほかと違います。
バックギャモンは世界で一番大きな大会で優勝しても400万円しかもらえません。麻雀は日本限定ですし、タイトルを取っても100万円程度。それがポーカーになると、優勝賞金は約9億円です。
優勝賞金9億円はエグいなあ・・・
木原直哉さんは
現実的に収入面も考慮してポーカーの道で活動していくようになりました。
そして今やプロポーカープレイヤーを代表する一人となりましたね!
ノーベル賞を目指して東大に入学したはずがサボり始めて遊びに走って出会ったのがポーカー。
その世界で生きていくことになるとは人生何があるか分かりませんね~。
ただ、木原直哉さんは遊びでもとんがって、負けず嫌いで突き詰めていったんじゃないでしょうか・・・?
木原直哉の経歴|プロポーカーの獲得賞金や年収を調査!
【木原直哉プロ参戦!!】
本作の監修者の木原直哉プロが「トーナメントモード」に参戦します!11月6日(金)19:00~
当日はプレイ中の解説やコメントをTwitterにて発信して頂きます。
プロと直接対戦できる貴重な機会ですので、ぜひ参加してみてくださいね!#ポーカースタジアム pic.twitter.com/JUum7EK8rt— ポーカースタジアム (@poker_stadium) November 3, 2020
プロポーカープレイヤーとしての木原直哉さんは輝かしい実績を誇っています。
特にポーカーの世界大会は賞金が超高額とのこと。
早速、木原直哉さんの実績と獲得賞金を見ていきましょう!
東京大学を卒業後、プロのポーカー選手として活動するようになった木原直哉さんは、2011年に「ノー・リミット・ホールデム」に初参戦し入賞を果たしました。
この時、賞金19,359ドルを獲得しています。
その翌年の2012年には、第42回世界ポーカー選手権大会「ワールド・シリーズ・オブ・ポーカー(WSOP)」で、「ポット・リミット・オマハ・シックス・ハンデッド」に参加し、419人が参加した中で日本人選手として初めて世界選手権での優勝を果たしました!
優勝賞金512,029ドルを獲得しました!
プロになって2年目での世界一、しかも日本人初とのこと。
これは凄いなあ!
この時、名寄市からも名寄市長特別賞を授与されていました!
画像引用元:名寄市役所 Facebook
木原直哉さんの天才ぶりが垣間見えますね!
2012年9月~2016年8月末までは、ポーカースターズとプロ契約を結び「TEAM POKERSTARS」のメンバーになりました。
「TEAM POKERSTARS」のメンバーには世界でトップレベルの成績を残し続けている選手がズラリ・・・
それだけ世界からも実力が認められている存在ということですね♪
2013年に開催された「L.A. Poker Classic $10,000 No Limit Hold’em Championship」では9位入賞。
賞金96,780ドルを獲得しています。
ポーカーニュースサイトのPokerListingsから「Most Inspiring Player(最も感動させるプレイヤー)」に選ばれました。
そして2022年6月に開催された世界ポーカー選手権大会 「ワールド・シリーズ・オブ・ポーカー(WSOP)」では「$50,000 Poker Players Championship 6-Handed」(PPC)で3位に入賞し話題となりました。
WSOP 2022
#56: $50,000 Poker Players Championship 6-Handed
木原直哉さん 3位 入賞
$639,257 獲得。
Benny Glaserを吸収した後、苦しい展開が続き、24oでフラッシュを引いて、ダブルアップするも、あと1回がつきませんでした。
🇯🇵史上初のPPC大健闘、国内が湧きました。
お疲れ様でした!! pic.twitter.com/BNWor32btU— GGPoker Japan公式 | GGポーカー (@GGPoker_Japan) July 1, 2022
ポーカーの全ての競技を網羅しなければ制覇できない、ポーカーの十種競技とも言われているPPCでの3位は日本人の歴代最高記録とのことですよ!
木原直哉さんはこの大会で賞金639,257ドルを獲得しました!
JAPANESE CASINOというサイトによりますと、木原直哉さんの2022年2月10日現在の獲得賞金は1,184,758ドル(約1億3,694万円)と紹介されていました。
2022年6月のPPCで639,257ドルの賞金を獲得しているとなると、2012年以降の10年間で獲得した賞金額の合計は1,800,000ドルを超えるという感じでしょうか・・・(2022年11月現在)
これを2022年11月現在の為替レート(1ドル/140円)で換算すると2億5000万円は超えていそう・・・。
平均年収にすれば約2500万円というところか・・・。
木原直哉さんは本やDVDを販売していたり、テレビ番組やイベントなどにも出演していますので獲得賞金以外の収入もあるようですね。
ただ、ポーカーの世界は参加するだけでかなりの費用がかかるとも言われています。
海外遠征するとなれば飛行機代、宿泊代、食事代だけでもかなり経費がかかりますし、大会の参加費がハンパなく高額とのこと。
WSOPのメインイベントの参加費は10,000ドル(約140万円)もするらしい・・・
木原直哉さんが2012年にWSOPで優勝した時の賞金は51万ドル。当時のレートで約4000万円だったそうです。
この年の木原直哉さんの賞金の収支は3000万円の黒字だったそうですが、2013年は500万円の赤字、2014年は2000万円の黒字、2015年はプラスマイナスゼロと言う記事も見かけましたので浮き沈みの激しい世界のようです。
2020年の木原直哉さんのTwitterではこんな投稿もありました。
年収1000万円ちょっとの個人事業主って効率悪い。
仮に1100万円で計算すると、消費税事業者になるため10%分の消費税を払う。海外からの収入の場合、仕入れからの預かりがないのでそのまま100万円自腹。
さらに、所得税が170万円、住民税95万円、国民保険90万円、年金20万。— Naoya Kihara🌘木原直哉 (@key_poker) January 9, 2020
こちらが自身の収入について触れた投稿なのかは分かりませんが、この内容からすると、当時、収入から経費などを際し引いた収支は1100万程度だったということなのな?
もっとありそうなイメージですが・・・
良い年はドカンと稼いで駄目だった年は厳しい現実が待っているということなのかなあ・・・
2022年は大きな賞金を獲得していますので収入はかなり上がっていると思われます!
ポーカーで生計を立てて行けるのはポーカープレイヤーの内、上位10%ほどだとも言われています。
ポーカープレイヤーとして続けていくのも大変なことなんですね・・・
木原直哉は結婚してる?
画像引用元:讀賣新聞オンライン
木原直哉さんは結婚しています。
奥様の名前は裕美(ひろみ)さんと言います。
帰国子女の友人が開いたホームパーティーで二人は出会い、1年後に結婚しました。
ポーカープレイヤーという職業に不安がなかったのかなあ?
周囲も心配していたようですが、奥様の裕美さんは木原直哉さんを信じて支えてきました。
海外で大会がある時には同行することもあるそうですよ!
ポーカープレイヤーという職業に対しても理解を示し信じてくれた奥様は、木原直哉さんにとって精神的にも大きな支えとなってくれているのではないでしょうか?
また二人の間には2016年11月に第1子が誕生し、今は2人の男の子がいます。
長男の名前は理人(りと)くん。
「論理的で合理的な思考ができてサイエンスにも精通する、ものごとの理(ことわり)が分かる人になってほしい」
引用元:zakzak
との思いが込められているそうです。
何とも木原直哉さんらしい命名の理由ですね。
2022年11月現在、長男が6歳、次男が2歳。
必然的に早寝早起きになり、土日は家族で過ごすようになったとのこと。
休日は家族で遊園地やサファリパークに行ったり、自転車に乗ってカメがいる池に行ったりと家族仲良く過ごしているそうです♪
木原直哉の経歴まとめ
ここまでポーカープレイヤー・木原直哉さんの経歴や獲得賞金、年収などについて見てきました。
ポーカーという浮き沈みの激しい厳しい世界で生きている木原直哉さん。
世界大会の獲得賞金の金額にはビックリしましたが、参戦するだけでもかなりの経費がかかり大変なこともわかりました。
私には到底、真似が出来ない生き方だなあと思いつつもカッコいいなあとも思ってしまいます♪
また、木原直哉さんを信頼してついていく奥様が素晴らしい!
2人の息子さんもにも恵まれているとのことで、是非、これからご家族みんな幸せに過ごしていただきたい!
今後も木原直哉さんの活躍に注目していきたいと思います!