日本女子バスケットボールの町田瑠唯選手がアメリカのプロバスケットボールリーグであるWNBAに挑戦!
町田瑠唯選手といえばあの東京オリンピックで華麗なプレーで私達を興奮させてくれた女子バスケットボールのポイントガード!
その町田選手がなんとWNBAのワシントン・ミスティクスと契約して海外でプレーだと?
個人的にはとても楽しみなニュース!・・・ということで町田瑠唯選手のWNBA挑戦について追いかけてみました!
町田瑠唯が挑戦するWNBAとは?
町田瑠唯選手が挑戦するWNBA。
バスケットボールをあまり知らない人にとっては馴染みのない言葉ですよね。
WNBA(Women National Basketball Association)は1996年に発足されたアメリカ合衆国の女子プロバスケットボールリーグで現在12チームが所属しております。
WNBAは外国の多くの女子バスケットボールリーグのオフシーズンにあたる5月から9月にかけて開催するということもあり、海外から参加の選手も多くプレーしています。
町田選手も今季Wリーグ終了までは所属している「富士通レッドウェーブ」でプレーしましたが、その後、5月から9月までWNBAでプレー、そしてその後は再び「富士通レッドウェーブ」でプレーするとの事。
なるほど・・・これでしたら完全移籍でもないですし日本でのプレーも継続できますね。
海外の選手にまみれて自分のプレーに磨きをかけ、日本でさらに大きくなった町田選手の姿を見せてほしいと思います!
とは言っても、ほとんど休めない過密スケジュールになるのは事実…。
怪我などには注意して頑張ってもらいたいと思います。
そういえば2月の日本代表メンバーから外れて「何で?」と思っていましたが、監督が「コンディションの問題」と言っていたのを思い出しました。
もしかしたら「コンディションの問題」と言っていたのも、このWNBAの契約が現実味を帯びてきていたこともあり、代表から外れる事で少しでも過密スケジュールを回避して、WリーグとWNBA挑戦に向けてのコンディションを整えていったのかもしれませんね。
町田瑠唯は海外の期待も大きい!
町田選手が契約したチームはWNBA東地区に所属する「ワシントン・ミスティクス」。
ワシントンD・Cに拠点を置くチームです。
WNBA創設2年目の1998年からリーグに加盟している老舗チームのひとつで2018~2019年には2年連続でWNBAファイナルに進出し、2019年にはリーグ優勝を果たしています。
RUI MACHIDA IS HERE!
🇯🇵 🇯🇵 🇯🇵
“Rui is a very exciting signing for us. She is one of the most dynamic point guards in the world and perfectly fits our style of play.” – Coach Mike Thibault— Washington Mystics (@WashMystics) February 14, 2022
ワシントン・ミスティクスのティボー監督は・・・
「ルイは私たちとの契約にとても興奮しています。彼女は世界で最もダイナミックなポイントガードの一人であり、私たちのプレースタイルに完全に適している」
引用元:デイリースポーツ
とコメントしています。
具体的には、
- 「オフェンス面でテンポを押し上げ、トランジションでもハーフコートでもチームメイトに素晴らしい機会をもたらす。」
- 「どのガード選手ともペアを組むことができるので、異なるラインナップを組むことができる。」
と町田選手のことを評価していました!
以前、町田選手の事を「クリエイター」と評している記事を見たこともありました。
町田選手のプレーは予測できない…
全く視線を送っていないところへのノールックパス…
針の穴を通すような素早いパス…
パスかと思いきや自分でドリブルで切り込んで開いてディフェンスを崩していく…
見ていてとても気持ちいいプレーが多いですよね!
2021年に開催された東京オリンピックでは、その華麗なプレーで海外のファンも魅了しました。
一番に思い出すのはオリンピック最多の18アシストを記録したフランス戦。
あれは凄すぎた…
町田選手はその活躍が認められて東京オリンピックのベスト5に選ばれましたね!
オリンピックでの活躍で海外のファンのSNSでも
「マジでスター」
「ガチでアメージングだ」
「WNBAで見たいよ」
「閃光だ」
「やばすぎる」
など、町田選手のプレーに興奮の様子でした!
ティボー監督は2、3年前から町田選手を追っていたとのこと。
「リラックスして楽しんでほしい」と活躍に期待を寄せています!
ワシントンD・CにはNBAの「ワシントン・ウィザーズ」に所属する八村塁選手もいます。
町田選手も、
「会う機会があればいろいろ聞きたい」
と語っていました。
ミスティックスのオーナー企業「モニュメンタルスポーツ&エンターテインメント」はウィザーズも傘下に置いています。
ということは、2人の「るい」がコラボする機会があるかもですね!
今年は2人の「るい」でアメリカバスケットボール界の話題を盛り上げてくれるかも?
いや、そうなることを信じたい!
町田瑠衣は海外で評価を高める事が出来るのか?
町田瑠唯がアメリカ挑戦! WNBAのワシントン・ミスティクスと契約#バスケ #WNBAhttps://t.co/uFdBqpPvOC
— スポナビバスケ (@sn_basketball) February 14, 2022
WNBAに挑戦という事で話題の町田瑠衣選手ですが、果たして本場アメリカのWNBAで前評判どおり通用し、評価を高める事が出来るのか?
東京オリンピックでは、日本は準決勝まで破竹の勢いで勝ち進んでいったものの、決勝ではアメリカが日本に対してしっかりと対策を行い、日本のプレーを封じ込め優勝しました。
町田選手のアシストもこの日はだいぶん抑えられました。
こんなアメリカの選手がゴロゴロいるWNBAで町田選手はどこまで活躍出来るの?と心配してしまいそうですが…
私はそこまで心配していません。
むしろワクワクが勝ってしまう!
というのも、東京オリンピック決勝のアメリカの作戦は、それまで活躍していた町田選手を潰しにかかる作戦ではなく、町田選手以外の選手の動きを抑える事で、町田選手のパスの供給先を封じ込める作戦に出ていたからです。
ある意味、アメリカも町田選手を直接抑える事は難しいと判断したのだと私は推測しました。
WNBAでは味方のレベルも高いでしょうから、簡単に動きを抑えられてしまう選手ばかりではないはず。
町田選手のパスコースの選択肢も増えるのではないでしょうか?
パスコースを見つけた町田選手の動きのバリエーションはとても多いですし、小さな体でトリッキーかつスピードの速い町田選手の動きに、大きな体の海外の選手はついていくのも大変でしょう…。
東京オリンピック決勝でのアメリカの作戦は、町田選手の3ポイントシュートほとんどは無いと踏んであえて町田選手はある程度フリーにさせて町田選手以外にマークをつけたとの事。
もし、町田選手が3ポイントシュートのスキルを磨き、試合でも3ポイントの意識を相手につけさせる事が出来れば、おのずとパスコースの選択肢はさらに増えてくるはず。
閃光の如く速いドリブルでの切り込みと巧みなパスセンスは必ず通用する。
そこに3ポイントシュートの怖さが備われば…さらなる活躍は間違いないし、海外での評価も爆上がり!
おー、
これはもう楽しみしかないぞ!
是非、この楽しみが現実になる事を願います!
町田瑠衣の年収はいくらになる?
WNBAに挑戦する事になった町田選手。
年俸についてはいくらぐらいになるのか
ちょっと調べてみました。
女子バスケットボールの場合、日本のWリーグはプロではなく実業団になります。いわゆる会社員として所属しています。
平均年収は400万〜700万程度と言われています。
一方、WNBAはプロリーグになります。
年収は600万〜2000万程度と言われています。
町田選手の契約は「トレーニングキャンプ契約」となっていました。
ひとまず保証されているのは開幕前のキャンプでの立場であり、レギュラーシーズンのロスター入りは保証されていなかったようですね。
ロスターとは「公式戦に出場できる資格を持つ選手」を意味します。
ワシントン・ミスティクスのロスターは町田選手を含め13人、4月にドラフト指名の選手を含めれば14人がロスターの人数になります。
しかし、WNBAのロスターは1チームあたり最大12人になるとの事。
町田選手を含め、トレーニングキャンプ契約をしていたのが4人。
この4人で開幕ロスターの椅子を争うと思われました。
ただし、北米のメディアやバスケットボール関連のサイトでは町田選手がポイントガードのバックアップとしてプレーする前提の記事も多く、4人の中では町田選手の実績を高く評価しているように思えましたね。
そう考えますと町田選手がロスター争いに勝ち残ることは十分に考えられましたが…
町田選手、見事、開幕ロスターの椅子を勝ち取りました!
おめでとうございます!
そしてWNBAデビュー戦からアシストと得点を記録!
これは今後が楽しみですね!
是非、WNBAで思う存分、暴れて頂きたい!
町田選手がいくらの年俸で契約されたのかは正式には分かりませんが、Twitterで気になる投稿を見つけました。
#町田瑠唯 の #Washingtonmystics での報酬は60.000ドルだそうです。レプリカ・ユニフォームが100ドルなので、原価費が仮に30%として、たったの857枚を買えば町田の年棒がカバーできる。WNBAはプロ・リーグ、純粋なビジネスです。日本の宝を大切にして欲しい人は是非ユニフォームを購入しましょう!
— Eri Nemoto (@nemoto_eri) February 16, 2022
この投稿によりますと町田選手の年棒は6万ドル、5月6日現在の為替レートで日本円で約780万円となります。
こちらの金額で考えますとWNBAの選手としては下の方になるのかもしれませんが、シーズンに入って活躍し評価も高めていければ、来シーズンの好条件での契約も見えてくるかもしれません。
いずれにしましても、半年ほど日本を不在にするとしても、富士通レッドウェーブでの収入にワシントン・ミスティックスの収入を加算すれば、年収としては上がる事は間違いないでしょう!
町田選手としてはお金よりもプレーヤーとしてチャレンジしたい気持ちが強いと思いますので、是非、悔いのないシーズンを送って頂ければと思います!
町田瑠唯のWNBA挑戦を応援したい!
【ブログ更新!】
レッドウェーブのシーズンが終わりました。最後まで戦い続けた選手たちを誇りに思うし、ファンのみなさんを含めたレッドウェーブは最高のチームでした。#wjbl #wリーグ #バスケで日本を元気に #fujitsu #redwave #富士通レッドウェーブ #アンダーアーマー https://t.co/3uTCGA9A6v— 富士通レッドウェーブ (@Fujitsu_Basket) April 18, 2022
町田選手が所属する富士通レッドウェーブは、Wリーグでファイナルに進出したものの、惜しくも優勝は逃しました。
それでも渡米前のシーズンを最後まで戦ってくれた町田選手に感謝しかないですね!
町田選手は、
「このメンバーでできるのもラストだったので、負けてしまったのはすごく悔しいです」
と話ししてましたが、この思いを是非WNBA挑戦につなげて、ひとまわりもふたまわりも大きくなって日本に帰ってきてほしいと思います。
町田選手にはファン方のコメントがたくさん寄せられてますよ!
- 初めて試合を見に行ってからあっという間の私の2ヶ月が終わりました。 決勝戦まで連れて行ってくれて 、いい試合を沢山見せてくれて本当にありがとう。 来シーズンまた瑠唯さんの戦いを応援するのを楽しみにしています!WNBA挑戦もファイトです!どんな時も私達ファンが後ろにいるからね!
- WNBAでも表彰式に呼ばれる活躍を見せてほしいですね。
- スピードもパスワークも素晴らし町田選手WNBAでの活躍応援してます。あとシュートもいけますからね!
- 生でプレイを見られて良かった! そこ通すかーっていうパスを何本も出したり、切り込んでいくスピードマジでヤバかった! WNBAでの活躍もしてください、応援しています!!!!
- 町田選手 笑顔が可愛いし、 視野が広くて洞察力が凄くて、きっとWNBAでも活躍してくれるはず! 頑張って下さい!
- インタビューではふわっと可愛らしい笑顔だけどプレイ中や自主練中は厳しい表情でキレキレ!女の子だけどめちゃめちゃかっこいい!WNBAでのご活躍も楽しみにしてます!
町田選手は今回のWNBA挑戦について次のようにコメントしています。
「アメリカでも自分の持ち味を発揮し、チームに貢献できるよう頑張ってまいります。初めての経験で不安もありますが、たくさんのことを吸収し、『富士通レッドウェーブ』に戻ってきた際にはチームにプラスになるようなパフォーマンスができるよう努めてまいりますので、引き続きご声援いただければと思います」
WNBA挑戦の後は、再び富士通レッドウェーブでのプレーも明言しています。
WNBAでの経験を是非、日本のリーグ、日本代表で生かしてほしいと思います!
また、町田選手に続いて海外で挑戦する日本人選手が出てくるといいですね!
小さな町田選手が大きな海外の選手に立ち向かう姿…今から待ち遠しいですね!