2023年1月16日、れいわ新選組の山本太郎代表が国会内にて、水道橋博士参院議員が辞職したと発表しました。
また、水道橋博士議員の辞職後、れいわ新選組の繰り上げ当選者が1年ごとに辞職し、令和10年7月25日までの残り任期を5人が交代で務めるとも発表されました。
これは異例の発表ですね。
山本太郎代表は、これを「れいわローテーション」と命名。
「多様で多彩なメンバーが国民の負託に応えていくことを目指す」
と語っていました。
そのれいわローテーションの5人の議員の内の1人に選ばれているのが長谷川羽衣子(ういこ)さん。
今後、注目される議員になりそうですね。
今回は、長谷川羽衣子さんの経歴や学歴、家族構成について調べてみました。
それでは見ていきましょう!
長谷川羽衣子(ういこ)の経歴や学歴
今日、れいわ新選組の参院選 全国比例区の候補予定者として、街頭記者会見でご挨拶させて頂きました。
2011年に脱原発運動で山本太郎さんに出会ってから、積極財政、グリーン・ニューディールと同じ道を歩いてきました。いよいよ政治の舞台で一緒に闘います!立候補の決意https://t.co/yshA68ADkr pic.twitter.com/onhPAks94t
— 長谷川ういこ Uiko Hasegawa (@uikohasegawa) April 30, 2022
長谷川羽衣子(ういこ)さんは1981年7月14日生まれで京都出身の議員。
陶芸家の 7 代目として京都に生まれ、清水寺や高台寺の近くで育ちました。
高校時代の1997年、京都で開催された COP3(気候変動枠組条約第 3 回締約国会議)に高校生スタッフとして参加しています。
大学は奈良女子大学卒業、上智大学大学院修士課程修了という学歴です。
大学在学中、産官民連携の大阪府環境事業「エコ・フェスタかんさい」実行委員を務め、毎年約 1 万人の来場を実現。
学生時代から気候や環境問題に関心を持ち、取り組みされてきたようですね。
2011 年には、東日本大 震災と原子力発電所の事故を受けて、若手研究者・学生らと共に、持続可能なエネルギー・環
境の研究、実現を目的とした NGO 「e-みらい構想」を設立、代表を務めました。
2012年から2019年までは緑の党グリーンズジャパン共同代表を務めました。
2020年には気候及び経済の政策研究を目的としたグリーン・ニューディール政策研究会を設立。
事務局長を務めました。
グリーン・ニューディールとは、「大規模な公共投資によって、社会と経済のシステムを大きく転換し、気候変動がもたらす災害の被害を防ぎ、雇用を生み出し、格差や貧困などの経済的な不平等をなくすための計画」との事です。
グリーン・ニューディール政策研究会では、「日本の気候政策の実現可能性と未来」という論考がハインリッヒ・ベル財団のHPに英語で掲載されました。
日本は、2050年までにカーボンニュートラルを達成するという野心的な目標を掲げた。しかし政府は原子力や化石燃料の選択肢を放棄する気はないようである。また日本の人々の多くは、とりわけ長引く不況で経済的に苦境に立たされている人々は、気候変動は緊急の問題ではなく、エリート層の関心事とみなしている。気候変動政策を実体のあるものにするためには、気候運動を活性化させ、国民にもっと情報を与え、与党に公約を実行するよう求める必要がある。そのためには国際社会が、とりわけドイツのように脱原発とカーボンニュートラルを同時に目指している国々がモデルケースとなり、クリーンエネルギー社会への移行が経済的にも堅実で有益であることを示すことが求められる。
また、著書には安冨歩さんとの共著『原発ゼロをあきらめない』、共訳にヤニス・バルファキス(ギリシャ元財相)『黒い匣』、ジョン・マクドネル(英国労働党幹部)『99%のための経済学』、プラカシュ&ジルジェンティ(サンライズ・ムーブメント)『グリーン・ニューディールを勝ち取れ』などがあります。
東日本大震災以降、脱原発に取り組み、気候政策と経済政策に関する研究や翻訳を行ってきました。
そして、2022年には参院選全国比例区で出馬。
結果は落選でしたが、この時、同じれいわ新選組の水道橋博士さんが当選されていました。
長谷川羽衣子(ういこ)とれいわ新選組所属の経緯
多くの人に支えられて走り抜けた2ヶ月間でした。一緒に走ってくれたみなさん、本当にありがとうございました!この厳しい状況で、れいわ新選組が3議席を取れたのも、ボランティアのみなさんの奮闘のおかげです。次に向けて、今日からまた新しい一歩を踏み出しましょう!#れいわ新選組 #長谷川ういこ pic.twitter.com/QwWXTg9IJm
— 長谷川ういこ Uiko Hasegawa (@uikohasegawa) July 10, 2022
長谷川羽衣子さんは、2011年の東日本大震災以降、「私は原発をなくしたい」と立ち上がり活動していました。
そんな中、長谷川羽衣子さんたちがはじめて開催したイベント「脱原発と再生可能エネルギー」に、「自分も勉強したい」と言って駆け付けてくれたのが、れいわ新選組の山本太郎さんだったとのこと。
それ山本太郎さんとの最初の出会いでした。
長谷川羽衣子さんは脱原発に取り組む中で、「政治を変えなければ何も変わらない」ということを痛感していたそうです。
しかし、脱原発を訴えた政治勢力が負け続けました。
それは、「財政破綻論にとらわれ、経済の回復を、デフレ脱却を、軽視していたから」と語っています。
長谷川羽衣子さんは、「私たちが勝つためには、経済に強くなる必要がある」との思いから、命館大学の松尾匡教授に声をかけ、「積極財政」の政策を研究しました。
ちょうどそのころに松尾匡教授に、経済について教えてほしいと連絡してきたのが山本太郎さんだったとのこと。
そして、山本太郎さんと共に積極財政を学ぶ勉強会を4回開催。
これが、れいわ新選組の柱である、積極財政政策につながっているとの事です。
長谷川羽衣子さんとれいわ新選組の山本太郎さんは、イベントがきっかけで出会って以降、同じ志のもと活動してきたようですね。
長谷川羽衣子さんは、2022年の衆議院選挙では、公約の「脱原発!グリーン・ニューディール」の政策立案にも携わってきました。
長谷川羽衣子(ういこ)の家族構成は?夫は朴勝俊!
木曜、山本太郎代表から突然「日曜討論どう?」と言われ、「やります」といったそばから下の子が発熱。38℃でも元気で作戦会議に乱入。何とか土曜に回復し、保育園最後の運動会に出場。終了後、祖父母に子ども2人を預けて東京へ。本番、緊張して表情がバキバキに。次は笑顔で刺せるよう精進します! pic.twitter.com/iR03WxvcVm
— 長谷川ういこ Uiko Hasegawa (@uikohasegawa) October 23, 2022
長谷川羽衣子さんの家族構成は夫と、小学校3年生(8歳)と保育園年長(6歳)の子どもさんの4人。
2019年末には父が脳出血で倒れたとのことで、子育てと介護の「ダブルケア」状態に。
大変な苦労もある中で活動を続けられてきたようです。
全国を飛び回る活動故に、子供さんとはなかなか会えない日々も…
全国を飛び回っているとなかなか子どもたちに会えません。「ごめんね、寂しい?」と聞くと、上の子は「うーん、でもママに勝ってほしい」と、下の子は「ママ、頑張って」と言ってくれました。子連れで、ベビーカーで応援に来てくれる方も。政治を変えて未来に希望を!#れいわ新選組 #比例はういこ pic.twitter.com/6jQuBSE8TT
— 長谷川ういこ Uiko Hasegawa (@uikohasegawa) July 7, 2022
長谷川羽衣子さんは、子どもさんを育てながら、父を支える「ダブルケア」の中で実感したのは、「年をとったとき、病気になったとき、国や自治体の支援を受けるためのハードルが、あまりにも高い」ということだそうです。
日本の教育・子育て支援は先進国最低レベル。長時間労働や保育園不足、子育てする女性にとっても厳しい環境。
長谷川羽衣子さんは、れいわ新選組の公式ホームページにて、
「年をとっても、子どもがいても、病気になっても、障害があっても、生きているだけで価値がある社会を、何があっても心配しなくていい国を、希望を持てる未来をつくる」
と活動の決意を語っていました。
年をとっても、子どもがいても、病気になっても、障害があっても、生きているだけで価値がある社会を、何があっても心配しなくていい国を、希望を持てる未来をつくる。そのためにも、これまでの緊縮財政を積極財政へと、1%のための政治を99%のための政治へと、一緒に変えて行きましょう。
引用元:れいわ新選組
長谷川羽衣子さんの夫は、経済学者の朴(パク)勝俊さん。
関西学院大学で教授をされています。
いまから消費税減税研究会でお話しします~ pic.twitter.com/VkHZmLlUTo
— ParkSJ 朴勝俊🌹GND 脱原発!グリーン・ニューディール (@psj95708651) February 14, 2020
研究分野は環境経済学。
地球温暖化と原子力の是非というジレンマの克服のため、再生可能エネルギーの開発・普及、およびエネルギー需要の削減のための制作の方向性と、具体的な政策措置のあり方について、経済学を基盤として、理論的・実証的に研究している。
引用元:関西学院大学
朴勝俊さんは在日韓国人3世で長谷川羽衣子さんと同じグリーン・ニューディール政策研究会にも所属していました。
先ほど紹介しました長谷川羽衣子さんの著書、『黒い匣』や『99%のための経済学』、『グリーン・ニューディールを勝ち取れ』にも一緒に携わっています。
長谷川羽衣子さんと朴勝俊さんは、同じ志を持ち活動においても家庭においても支え合って来られました。
長谷川羽衣子の経歴や学歴、家族構成まとめ
おはようございます!今日から新学期。寒くても元気な子どもたちの登校を見守りました。禁止だった「置き勉」も、ようやく認められるように。子どもたちに「ガマン」をおぼえさせるのではなく、それぞれの成長や特性に寄り添いたいですね。政治は、小さな改良を積み重ねて行くことだと思っています。 pic.twitter.com/dwR7sxEcGf
— 長谷川ういこ Uiko Hasegawa (@uikohasegawa) January 9, 2023
今回は、長谷川羽衣子さんの経歴や学歴、家族構成について見てきました。
長谷川羽衣子さんの経歴をたどってみると、一貫して脱原発をはじめ、気候やエネルギー、環境問題に取り組んでこられていました。
夫の朴勝利さんとは二人の子供さんに恵まれ、そして同じ志のもと、支え合って来られています。
また、母親・女性という目線から教育や子育ての面でも注力。
格差や貧困などの経済的な不平等をなくすために活動をされてきました。
れいわ新選組の山本太郎代表との出会いも、そんな強い志がめぐり合わせたものかもしれませんね。
今回、水道橋博士さんの辞職に伴う水道橋博士の辞任とローテーション制の導入に対し、自身のSNSで思いを語っていました。
コメントの中では、「奨学金チャラ、教育無償化、賃上げなどの政策の実現に精一杯、力を尽くしたい」と語られていました。
これからも自身の志のもと、日本を変えて行くために活動をして頂ければと思います。